ソルテック工業(株)(栃木県那須塩原市下田野、高塩吉治社長、TEL0287-35-4048)は、ロールラベルやマスキングテープなどをカットするのに有効な「2軸ターレットロールカッター」を開発。現在、各種展示会で実機を披露しデモを通じてPRを図っている。
同機は昨年10月、東京都江東区有明で開催された「2016東京国際包装展」(東京パック)で初披露。ロール状の加工対象を回転させながら、切れの鋭い超硬度の丸刃で押し切りながら指定の幅に〝輪切り〟する。想定する用途はラベル原反や紙管、不織布などで、同展に展示した1号機はマスキングテープの加工用として採用された。
自動でロールの入れ替えを行う2軸のターレット方式を採用して加工の効率化を実現するほか、すべての駆動に電気シリンダーを採用して高速加工を可能とした。またレーザーセンサーによる位置決め制御とNC(数値制御)機能によって、高速加工時においても精度の高いカットが行える。
ロールの対応幅は400から1200ミリまでラインアップ。装置サイズは1400(W)×600(D)×1200(H)ミリ(400ミリ対応幅モデルの場合)、重量は200キロとコンパクトな設計とした。
(2017年5月15日号掲載)