フォセオンテクノロジージャパン(株)(東京都港区港南、TEL03-3474-2630)はこのほど、シリーズに関して、2つの独自技術を採用したラベル印刷向けの空冷式LED-UVシステム「FireEdge FE400」を発売した。
新採用の技術は、システムの効率的な冷却と排気による騒音のレベル低減を実現する「WhisperCool」と、周辺温度の変化に影響されることなく安定照射しつつも長期の点灯によるLEDの劣化に応じた照射強度の調整を行う「TargetCure」。
前者に関して、フォセオンではこれまで培った熱管理方法と数値流体力学に、電子制御技術を組み合わせることで、排気ファンを大型化または高速回転させずにスムーズな排気を可能にした。これにより、システム稼働時の騒音を抑制し、ピーク照度の最大化による高性能アプリケーションを実現している。
一方、後者について、システム周辺の気温が上昇した場合、ダイオードの照射強度が低下するため、インキの硬化不良を起こすケースがあった。これに対し、同社は独自ノウハウによって温度変化に影響されない照射技術を構築。さらに、長期照射によるLEDの劣化に応じて照射強度を調整することで、長期間にわたって安定した照射を実現している。
波長は365、385、395、405ナノメートル。照射口は最小が80ミリで、印刷幅によってカスタマイズ対応する。
(2017年4月15日号掲載)