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北都レスター、印刷品質体制の強化推進 東レ製TIPS導入で

ビジネスフォーム印刷を主業務とする北都レスター(株)(仙台市宮城野区日の出町、稲垣元英社長、TEL022-762-6461)では現在、製造部門の効率化と品質向上に対する社内体制の強化を推進。主力生産拠点の埼玉事業所に東レインターナショナル製インキプリセットシステム「TIPS2000」を導入し、安定した印刷品質を実現している。

同社は2011年3月、本社工場が東日本大震災に被災。しかし同年6月、川口市に埼玉事業所を開設し、本社工場のBF製造部門を移転することで、生産能力の維持に努めた。その後も、設備増強と営業力の強化を図ることにより、着実に収益を伸ばしている。
大手システムメーカーの指定業者に認定されている同社では、安定した印刷品質と納期対応を目的に、昨年6月、TIPS2000を導入。同システムは、製版データに基づいてインキ調整用シール「フィルムブレード」をブレードパンチャー「FB120P」で〝クシ状〟に加工するシステム。フィルムブレードをインキツボに貼付するだけで、容易にインキ調整を実現する。
同社では今後も、検品工程の強化などを段階的に図ることで、印刷品質のさらなる向上と生産体制のスキルレス化を推進する方針としている。
 
(2016年5月15日号掲載)

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