東海北陸シーリング印刷協同組合(岩田真人理事長)は2月27日、名古屋市中村区名駅のウインクあいちで「平成27年度技術研修会」を開催した。「アナログ技術の伝承」と題した講演が催され、組合員各社の印刷オペレーターを中心に、49人が参加した。
講師として、全日本シール印刷協同組合連合会(田中浩一会長)の山下庫太技術・特許委員長と、京都シール印刷工業協同組合(大槻裕樹理事長)の西野恒雄技術委員長を招き、昨夏、大阪で行われた「技術伝承セミナー」をもとにした講義が行われた。
冒頭、東海北陸協組の釜洞典文技術委員長が両講師に謝意を表した後、会のタイムスケジュールを説明。岩田理事長は「お招きした講師の両名は、シール・ラベル業界の若手育成のために尽力している。本日の講演を各社の技術力向上につなげられるよう、ひいては業界全体の活性化を意識して、傾聴してほしい」とあいさつした。
会場には「第25回シールラベルコンテスト」の作品も並べられ、西野氏による品評も行われた。各社のオペレーターから積極的に質問が飛び出すなど、技術力とモチベーションを向上させる絶好の機会となった。
(2016年3月15日号掲載)