福島印刷工業(株)(東京都板橋区前野町、福島宏昌社長、TEL03-5914-1426)はこのほど、デジタル印刷の軟包装に箔押しを施す技術を確立。1月22日まで東京ビッグサイトで開催された「第6回化粧品開発展」の同社ブースで、チャック付きスタンドパウチのサンプルを展示した。
新技術は「雑貨店などで販売する多品種小ロットの化粧品パッケージに高輝度の加飾を行いたい」というブランドオーナーからの要望を受けて今年完成。フィルムにデジタル印刷機「HP Indigo WS6600」で裏刷りなどを行った後、表面から箔を押した上で製袋加工している。
フィルム基材に少量から高精細に印刷できる設備や箔押しのノウハウなど、ラベル印刷会社ならではの優位性を最大限に活用。軟包装に、商品展開への柔軟な対応力と、アイキャッチ性の高い外観を付与した。
(2016年2月15日号掲載)