(社)日本印刷産業連合会(稲木歳明会長)は1月8日、港区虎ノ門のホテルオークラ東京で「新年交歓会」を開催。全日本シール印刷協同組合連合会(田中浩一会長)など日印産連傘下10団体の会員、賛助会員ら約700人が来場した。
稲木会長は冒頭、欧州を中心とした難民問題や中国経済の減速、大手企業の不正会計問題といった昨年の国内外の社会動向に言及。また今年3月に東日本大震災から5年を迎えると述べた同氏は「当時日印産連も会員10団体と連携を密にし復興支援に臨んだが、まだまだ道半ばであることを忘れてはならない」と説いた。
また、稲木会長は昨年の設立30周年を機に、印刷産業の社会的責任遂行に寄与するため策定した「グランドデザイン」について説明。常設委員会と部会の再編を図った初年度を経て、今年を「いよいよ実行し、活動を深化させる年」と位置づけ「印刷産業を未来にリードする団体を目指して着実に歩みを進め、成功させるため引き続き努力していく」と来場者に宣言した。
中締めには、傘下の会長らが登壇。日本フォーム印刷工業連合会の櫻井醜会長が代表してあいさつした。
日経平均株価が年明けから新年会当日まで5日連続の続落という戦後初の出来事に触れた櫻井会長は「〝騒ぐ申年〟らしい特徴的な幕開けだ」とコメント。その上で「英知を集め、印刷産業も地道な発展を遂げていきたい」と述べ、盛大な三本締めで閉宴となった。
(2016年1月15日号掲載)