(社)日本印刷技術協会(JAGAT・塚田司郎会長)は11月18日、杉並区和田のJAGAT本社で「印刷白書2015」の発刊を記念したセミナーを開催した。
セミナーは、各章の執筆者が自ら補足を交え同書を読み解いていく形で進行。最初に登壇した研究調査部長の藤井建人主幹研究員は、印刷産業を取り巻く種々の数字とグラフについて説明した。
このほかに郡司秀明専務理事は「マーケティングオートメーション活用で拡がる印刷ビジネス」を、さらに特別講演として経営コンサルタントの小林啓倫氏が「加速するメディア環境の現在と未来—2020年に向けて」と題してそれぞれ講演。メディア論にマーケティング理論と、両氏はそれぞれの学術的視点と知見を基軸に未来の印刷産業に向けた変革のヒント、印刷のモノとしての役割や新機能、産業の可能性などを論じた。
「印刷白書2015」はA4判152ページ、価格は9900円(税込み、JAGAT会員割引あり)。
(2015年12月1日号掲載)