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全日シール連、東京で技術伝承セミナー 講習会と実機研修の2部構成

全日本シール印刷協同組合連合会(田中浩一会長)は11月6日と7日の2日間、「技術伝承セミナーPART2」を開催した。初日は、新宿区揚場町の東京都左官工業協同組合の会議室で講演会が開かれ、技術・特許委員会の山下庫太委員長と西野恒雄委員が講師として登壇。34人が参加したほか、ネット中継も行われ、全国の組合員が視聴した。2日目は大輪印刷㈱(東京都世田谷区給田、宍戸伊助社長)で実機研修が催され、参加者は30人を数えた。

技術伝承セミナーPART2初日の講演会で、西野委員は「印刷なんて簡単・トラブルの8割はオペレーターの責任」のテーマで講演を行った。見落としがちな印刷機の清掃箇所や消耗品の交換、印圧のかけ方のコツなどを紹介した。山下委員長は「オペレーターは理論武装が必要」を主題とし、色相環図にもとづく色の再現法を解説。CMYKを刷る順番にふれたほか、視認しづらいYの見当ズレを見逃さないよう注意を促した。ネット中継の視聴者からも電話で質問が飛ぶなど、各社の課題を解決する機会となった。
2日目は、全日本シール印刷青年部協議会の金光雅志会長が講師に加わった。
山下委員長は、凸版間欠機を用いて「銀艶フィルムを使用したPOPシールの作成」を披露。粘着力のない銀艶フィルムに白と4色カラー印刷を行った後、シールの左半分に抜き加工を施し、次にラミネート加工を行い、右半分に抜き加工をかけるといった工程をワンパスでこなした。これにより、抜き加工されていない左半分のラミネートの粘着力を生かし、裏面印刷や二度通しを必要としないPOPシールが作成できる。「平圧機による、2度染め技術と抜型のムラ取り法」について説明したのは西野委員。ベタの2度刷りを行う際の適切な印圧について、1度目は〝下地をつくる感覚〟で刷るようにアドバイスした。金光会長のテーマは凸版間欠機を使用した「オーバートラッピングと抜きズレ防止法」。美しいスミベタ印刷を実現するため、2ユニットで同じスミ版の印刷を行う。さらに、三條機械製作所の「CS-200」に搭載された機能「オーバートラッピング」を活用し、1版で2回、同じ場所にスミベタを印刷することで、1ユニットでも深みのあるスミベタを実現できる。

閉会のあいさつとして、西野委員は「技術的な課題を克服するためには、現場の人間同士の交流が重要。さまざまな角度から検証することでスキルアップにつながる」と語った。

 
(2015年11月15日号掲載)

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