(株)マイクロボード・テクノロジー(AFINIA事業部・東京都中央区日本橋兜町、TEL03-3561-2266)はこのほど、カッティングプロッタ搭載の後加工機「デジタルラベルフィニッシャー DLF-1000」を発売した。
ロール・ツー・ロール方式の設備でデジタル印刷したラベルの後加工をターゲットに開発された新製品は、同社が販売する「R635」などエントリークラスの産業用ラベルプリンタとの併用を想定。ラミネートからハーフカット、カス上げ、スリット(3カ所)までの加工に対応する。
三辺が1000(W)×600(D)×780(H)ミリで重量は100キログラムと、ラベルの後加工機としては小型軽量な設計になっており、多様な設置場所での運用が可能。電源も家庭用のAC100Vが使用できる。
最大カット速度は毎秒800ミリ、最大用紙幅は220ミリ、最大カット幅は205ミリ、リピート長は最大304.8ミリ。直径300ミリまでのロールを装着できる。カット圧は最大400グラムで、ゼロから5グラム刻みの調整が可能となっている。
また同機種は操作性にも優れており「アドビ イラストレーター」などのプラグインとして機能する付属ソフトからカッティングのデータを送信して直接動作させられるほか、本体前面にあるタッチパネルからカットの位置や圧の微調整も可能。搬送するラベルの位置合わせにはアイマーク1点が必要となる。本体価格は450万円(税別)。
(2015年11月1日号掲載)