アイグラフィックス(株)(東京都墨田区錦糸、井上雅伸社長、TEL03-3625-6441)はこのほど、UV装置の新ブランド「e-cure」を立ち上げた。今後、ラベル印刷向けとして高効率なUVインキ硬化を実現する「B series」ならびに空冷式のLED-UVシステムを訴求する。
UVインキの普及率が高いラベル市場では近年、生産性を維持しつつも、環境負荷の軽減に配慮した省エネタイプのUV硬化システムに対するニーズが高まりを見せている。このような要望に応えるため、同社では新ブランドを確立。「高品質・高効率・省エネ」を実現する新製品を開発するに至った。
ラベル印刷向けのB seriesは、空冷のための風量をアップしたほか、熱線カットフィルターの採用により、印刷時に粘着紙が受ける熱を抑制した。また、大幅な省エネを実現しており、同社では「消費電力に関して、従来の約64%削減に成功した」と説明する。その他、印刷機にユニット搭載した際のメンテナンス性に関しても、内部ユニット引き出し構造を採用するなど、工夫を凝らしている。
(2015年10月15日号掲載)