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ハイ・アングル 2013年9月1日号

 

何か深く思い悩んでいるとき、何度となく読み返した小説の1行や電車の中吊りから、突然答えが見つかる――こういった経験はないだろうか。〝予期せぬ所から求めていたものが突然飛び込んできた〟という事実は偶発的だとしても、それは悩みをいつも懐に置き真剣に向き合い続け、感度が昂まっていたという素地あってこそ。結局、それが求めていた答えだと自分で見つけ出したに過ぎない▼答えが見つかるのはいつか、自分に見つけられるかは分からない。それでも「見つけたくてそこにいる」。印刷産業青年連絡協議会(印青連)は、そんな思いを大なり小なり抱いた者が集う。都内11の印刷関連団体の青年部らが運営する組織だ▼組合のように上部組織がなく、活動の自由度が高いが年間の運営費を援助する存在がいない。会費制となるセミナーやイベントはどんなプログラムで人を集め、次回も参加したくなるよう満足感を与え、いかに収支を合わせるか。世代の近い同業の経営者同士がアイデアを出し合って意見を交わす。会社経営と相違ない実践が、ここでは日常的に行われる▼求めているものは単に悩みの「答え」という単純なものではない。それを得て満足したところで、生きていれば悩みなんて次々やってくる。問題にどう対峙するのか、解決に向けて誰の力を借りるのか。印青連において他人の、特に同世代の仲間の努力や葛藤、成功に触れる経験は、何にも変え難い力となるだろう▼改選期を経て全国10協組の半数で顔役が変わった全日シール連。新理事長らはみな変革の重要性と同時に、連携や協働と組合本来の持つ機能や強さを見つめ直した再構築策も説く。メリットに脱退問題と、長らく真剣に悩んでいる。答えに出会う素地はある。後はトップを信じて行動あるのみ。答えとの出会いは日常の中に、それはきっと突然やってくる。

 

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