ナビタスは1月、グループ5つ目となる関連会社を新たに発足。人工知能(AI)など先進技術を利活用したソフトウエアの研究、開発、販売を行うタクトピクセル(株)(横浜市港北区新横浜、辻谷潤一社長、TEL050-3580-5705)を設立した。
2011年には、ナビタスの検査装置部門が独立する形でナビタスビジョンソリューション(株)(NVS・横浜市港北区新羽町、同社長)が誕生。シートラベル用、卓上型、高速タイプ、検版用とシール・ラベル印刷業界向けに多彩な検査ソリューションを提案して、急成長をとげている。
タクトピクセルは印刷分野の画像検査等にAIを応用するための要素技術研究、ソフトウエア開発を行う企業。ニューラルネットワークやデータマイニングなどのコア技術以外に、現在新規要素技術として大学との共同研究も推進する。
ナビタスの中期経営計画によると、新会社設立の背景として▽検査ソフトウエアの海外勢の台頭▽装置に依存するソフトウエア開発からの脱却▽AI・ディープラーニングなど新技術R&Dの遅れ(要旨)、などを挙げる。
玉城哲平取締役CTOは「NVSで培ってきたお客さまとの関係、製品づくりのノウハウを基軸に、画像処理を取り巻く先進の要素技術を協調させることで、新しい価値を提供したい」とコメントしている。
(2018年2月1日号掲載)