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ブラザー工業、レーザーマーカー発表 マーキングとハーフカット 一度に行う機能も

ブラザー工業は7月27日、YAGレーザーマーカー「LM-2500」を発売した。1個単位で加工でき、電子機器や自動車部品のほか、ノベルティー分野における採用も見込む。

同製品は短パルス・高ピークパワーで加工を行うため、金属や樹脂をはじめ、熱に弱い素材に対しても高精彩なマーキングができる。オプションでレーザーマーカー用ラベルのマーキングとハーフカットを同時に行える機能も搭載。作業効率の向上に貢献する。
操作性に関して、シンプルなUIの専用ソフトを開発。あらかじめ材質ごとに最適なパラメーターがマスター登録されており、オペレーターによる入力の手間を省略できる。さらに、焦点深度が深く、3Dデータを作らずに曲面へのマーキングを簡単に実現可能。
実際の作業手順は、PC上で文字や画像情報を入力。LM-2500側ではマーキング対象物を載せた台の高さを調整し、レーザーの焦点位置に合わせる。その後、照射範囲を示すレーザーの枠を目安に対象物を移動させ、開始ボタンを押すといった流れ。実演では、ボールペンへの名入れが3秒弱で完了した。
レーザーヘッドは・防水構造となっており、製造現場でも安全に稼働する。また、オプションのエンクロージャーを利用すればJIS企画安全基準Class1相当を達成する。
マーキング範囲は120×120×10ミリ。スキャンスピードは、毎秒5〜1500ミリの間で15段階設定ができる。
問い合わせは同社(TEL052-824-3106)まで。
 
(2016年7月1日号掲載)

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