エスコグラフィックス(株)(南文輝社長)は10月16日、ビデオジェット・エックスライト(株)と事務所を統合したことに伴う事業戦略発表会を開催。米複合企業ダナハーの「PIDグループ」として、営業活動などの連携を強化していく方針を明らかにした。
ダナハーは、特定の産業に強みを持つ企業を複数買収してシナジー創出を図る事業展開を続けており、包装関連には2002年から進出。現在はプリプレス用の機材・ソフトなどを手がけるエスコグラフィックスをはじめ、印字装置を扱うビデオジェット、測色計のエックスライトを傘下に置く。色見本で知られるパントンもエックスライト子会社としてグループに含まれ、相互に関連するこれらの事業領域をPID(Product Identification)と総称している。
PIDグループの日本法人本社が10月13日に移転した「テレコムセンター」で開かれた説明会には、ベルギーのエスコ本社からウド・パネンカ社長が出席。「グループ売上高200億ドル(約2.4兆円)のダナハーが注力する5分野の一つがPID。今回日本で行った拠点統合は、PIDの世界戦略をいち早く示すものだ」と意義を説明した。
なお、エスコグラフィックス㈱の新住所は次の通り。
〒135-0064 東京都江東区青海2-5-10 テレコムセンタービル西棟
TEL03-5579-6295
FAX03-5579-6296
(2015年11月1日号掲載)