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京セラ、新型IJヘッドを開発 1本で4色印刷が可能に

京セラはこのほど、1本のインクジェット(IJ)ヘッドでCMYK4色の同時印刷を可能にする「KJ4B-0150」を開発した。印刷機に搭載するヘッドの数を4分の1に削減できるとともに、各種電気配線やインク配管などの部品点数も減らすことが可能となるため、印刷機の小型化・軽量化に貢献する。同社では、屋外広告やアパレル分野へ積極展開することで事業拡大を図る方針としており、2016年1月の販売を予定している。

同社ではこれまで、高速・高精細印刷を実現するIJヘッドの開発に取り組み、ラベル向けのデジタル印刷機などに採用されている。新型ヘッドは1ヘッドで4色を再現するため、デジタル印刷機の大幅な小型化を実現。機体のサイズは200(W)×45 (D)×66.8(H)ミリで、印刷幅は112ミリとなっており、幅広印刷が必要な場合でも、ヘッドの使用本数を少なく設計できる点が特徴。
解像度は4色で600dpi(1色当たり150dpi)、印刷スピードは最大で分速76.2メートル。対応インキは水系となる。
新製品の問い合わせは、プリンティングデバイス事業本部IPD営業部(TEL075-604-3753)まで。
 
(2015年10月15日号掲載)

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