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ハイ・アングル(2026年8月15日号掲載)

▼本紙1面の通り経産省は7月30日、飲料などに関するラベルレスPETボトルの対象拡大を目的とした資源有効利用促進法の省令改正を公布・施行。ボトルのPETマークに関して他法令に基づく表示をラベルに付す必要がない場合、ボトルへの刻印のみでばら売りできるようになった。この結果、自販機でもラベルレスのボトル飲料が販売可能に

▼省令改正を受け、飲料メーカーの動きも活発化。コカ・コーラシステムは10月から順次、全国の自販機で「い・ろ・は・す 天然水 ラベルレス」の販売を開始すると発表した。ラベルレスの同商品は2020年4月からオンライン通販などで箱売りされてきたが、同社はその効果についてラベルを剥がす手間がなくなり、ごみの分別も容易と説く

▼ラベルレスの潮流はPETボトル飲料にとどまらない。消費者庁は現在、食品表示に関して2次元コードなどをスマホで読み取り、情報を画面にデジタル表示する仕組みを検討。担当者は「表示内容が増加傾向にあり、ラベル内に情報が収まらず、消費者が認識しづらくなっている状況への対応」と話す。仕組みづくりにあたり、同庁は識者による懇談会を開催して検討を進めるが、憂慮すべきはその中にラベル業界の関係者がいない

▼ラベルは「商品の顔であり、内容物の情報を伝達する役目を果たすためになくならない」と業界内で言われてきた。もはやその認識を改める時期。誤解を恐れずに言えば、世間のラベルに対する認識は「環境保全を阻害する」「表示内容が見にくい」という向かい風に直面している。だがラベルには同質同素材や再剥離などの環境配慮型製品、また情報を大量に表示できるブックレットタイプなどの高機能製品がある。これらの製品や技術をどう訴求すべきか。今こそ業界外へ積極的に情報発信しなければ、需要減少が避けられない。

(2026年8月15日号掲載)

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