粘着ラベルは、使いやすさから幅広い分野で使われています。なぜならば、使用環境や求められる機能、コストなどの条件に対して、最適なラベルがラ インアップされているからです。 それを実現するのが、粘着ラベルを構成する「表面基材」「粘着剤」「剥離(はくり)紙」の豊富な種類。これらを用途に応じて組み合わせることにより、使 用条件に最も適したラベルを選ぶことができます。例えば、水回りで使用する場合はフィルム製で粘着力の強いラベル、使用期間が短くてすぐに剥がされる用途 ならば紙製で粘着力の弱いラベル、といったように、です。(写真=ハムやベーコンなど冷色用には、耐水性の高い合成紙ラベルなども採用される)では最初に、粘着ラベルの表面基材から説明しましょう。
粘着ラベルには「紙系」と「フィルム系が」あり、さらにその中で、さまざまな種類があります。粘着ラベルの表面基材は、こんなに多くの種類があるのです。 「こんなにあると、選ぶのが大変」と思うかもしれません。でも大丈夫。ラベルを発注する印刷会社は、これらすべての基材の特長を正確に理解しているの で、一度相談してみてはいかがでしょうか。
重要なのは「どんな対象物に、どんな用途で粘着ラベルを使うのか」をしっかり決めること。きっと最適なラベルを選択することができるでしょう。