「世界ラベルコンテスト」を主催する「グローバルアソシエーションズサミット(通称L9)」はこのほど、昨年9月に審査した第24回のコンテスト受賞作品から、特に優れた「ベストオブザベスト」5作品を初めて選出。9月24日、ベルギー・ブリュッセルの「ラベルインダストリーグローバルアワード」会場で発表した。国内からは、レタープレスで㈱中国シール印刷、オフセットで山田美術印刷㈱の作品が受賞。日本の高い技術水準をあらためて実証する結果となった。
ベストオブザベストは、世界7団体が参加する同コンテストの全22部門を、印刷方式別の5部門に絞って選出。同会場で開かれた表彰式では、中国シール印刷の西山隆三郎社長(写真右から2番目)、山田美術印刷の森川雅弘社長(同3番目)らに審査委員長のトニー・ホワイト氏(同左)から記念の盾が贈られた。
西山社長は「初めて設けられた賞に、国内市場の主流であるレタープレスで受賞でき光栄。今後は、当社が現在注力するフレキソ印刷でも評価いただけるよう努める」とコメント。森川社長は「受賞作は、デザインから水なしオフセットによる印刷、加工まで自社で手がけたもので、社員一同喜んでいる」と話している。