㈱タナック(大阪市北区天満、藤河和子社長)が販売するオンデマンドラベルプリンタに新製品が登場。イニシャルコストを抑え手軽に少量印刷が行えるフルカラーレーザー「JP600ーLC」がラインアップに加わった。5月14日から3日間、インテックス大阪で開催された印刷展示会「JP2015」(JP産業展協会主催)のタナックブースで披露した。
より多くのユーザーが使えるものを、とのコンセプトのもと、従来機「同635ーLC」から用紙の供給容量と印刷速度を抑えることで、販売価格を下げた。価格を抑えながらも、解像度は600dpiから1200dpiと向上を果たしている。
低温定着方式のトナーを採用する同機は、合成紙ラベルへのフルカラー印刷を実現。チルド食品などに使用する商品ラベルをはじめ屋外向けの表示ラベルや医療分野の臨床検査ラベル、ほかにもカラー印刷による色識別が有効なGHSラベル用途にも有効だ。
JP600ーLCはA4サイズ対応、印刷速度はカラー・モノクロ共に最大毎分30枚。本体価格は58万5000円(税別・設置費等別)。
問い合わせは同社(☎06・6352・2421)まで。
(2015年6月1日号掲載)