エイブリィ・デニソン・ジャパン・マテリアルズ㈱(東京都港区海岸、キョン・スー・チャン社長、☎03-5776-1771)は、非転写方式の開封確認用セキュリティーラベルに、「透明」と「黒」の2種類を追加した。被着体となるパッケージの意匠性を損なわずにセキュリティー機能を発揮できるとして、ブランドオーナーをはじめパッケージ関連企業やラベル印刷会社などへのPRに力を注ぐ。
非転写方式の開封確認用セキュリティーラベルに関して同社はこれまで、白、青、赤の3タイプを日本市場で販売展開。ラベルを剥がすと被着体には粘着剤が残らず、基材に開封を知らせる文字が浮かび上がる仕様となる。
同製品はいずれも化粧品や医薬品、精密機器関連など高額商品を中心に採用実績を上げている。加えてコロナ禍の現状には、消費者がテークアウト向け食品やECサイトで商品を購入する機会が増えたため、配送中の開封トラブルを回避する用途として、需要が一段と伸長傾向にある。それに付随して、ブランドオーナーからパッケージのデザイン性を損なわずにセキュリティー機能を発揮する製品を求める声があった。
これを受けて同社では、透明の「MZD100」と黒の「同101」を追加することでラインアップを拡充。パッケージの意匠性を維持しつつ、開封確認が可能な機能を訴求する。
〈写真〉ラインアップに追加された透明タイプ。他に黒タイプも
(2021年4月15日号掲載)