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東洋インキ、貼って衛生管理も 抗菌ニス開発 レタープレス、フレキソ、オフ用など印刷方式別充実

東洋インキ㈱(東京都中央区京橋、山岡新太郎社長、機能性インキ営業部・TEL03-3272-7693)はこのほど、印刷物に塗工することで抗菌効果を付与できる「抗菌ニス」を開発した。UVフレキソ用やレタープレス用など各種印刷方式別に製品化していく予定。(一社)抗菌製品技術協議会が認証する「SIAA抗菌マーク」の取得準備に加え、年内をめどに「バイオマスマーク」の認定取得も明らかにしており〝環境対応型抗菌ニス〟の誕生も視野に入れている。

2002年11月に発症した中国南部を起源とする重症急性呼吸器症候群(SARS)のまん延を背景に、東洋インキでは03年、抗菌機能を持つ油性オフセット向けのニスを開発。主にパンフレットなどの一部商業印刷物をはじめ、化粧品や日用品の商品や包装に抗菌機能を付与する目的で使用されていた。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響を受け、同社には年初から抗菌性や抗ウイルス性機能を有する特殊インキやニスへの問い合わせが急増していたという。先行して抗菌性を持つハードコート剤を提供している東洋インキグループのトーヨーケム㈱は、抗ウイルス性を持つハードコート剤も開発。こうした社会の衛生管理に対する意識の高まりを背景に東洋インキは今回、印刷方式別に抗菌ニスを一挙開発した。
8月からサンプルワークを開始したのは▽UVオフセット用▽省エネUVオフセット用▽レタープレス用▽フレキソ用、といったOPニスとコートニス。従来品と同様に使用可能で、抗菌ラベルや抗菌パッケージなどと塗工面に抗菌効果を付与することができる。
いずれも(一社)抗菌製品技術協議会が認証する、抗菌機能の品質と安全性に関する情報開示マーク「SIAA抗菌マーク」の取得に向け準備中。同社は「現在SIAA入会に必要な外部機関での分析を依頼中の状態で、9月にはSIAA抗菌マークを取得できる見通し。先行して、コートニスのJIS Z 2801規格に則った抗菌性の評価では〝効果あり〟との検証結果を得ている」と説明している。
同社では今後、昨夏上市した「バイオマスインキ」に続く形で〝バイオマス仕様の抗菌ニス〟の開発も視野に入れるという。年内の発売開始をめどとしており「先行する他社製品に対して東洋インキグループの独自性や総合力を実証したい」(同社)と話している。
 
(2020年8月1日号掲載)

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