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日栄化工、超広角、廉価、マトリクス特徴 新「反射シート」提案

日栄化工株式会社(大阪府東大阪市若江東町、清水寛三社長、TEL06-6732-0651)は現在、斜めからの光も広角に反射する再帰性超広角反射シート「ルミナスホワイトシリーズ」を販売している。

PETと強粘タイプのアクリル系粘着剤で構成する同商材は、エアー抜けを実現する日栄化工の「マトリクス技術」を採用。施工時の空気の噛み込みやアウトガスを逃がす機能性に加え、比較的高価とされる反射シートを廉価に抑えた。
また、光をより広角に反射する点も特徴。正面からの入射光を正反射する従来の反射材に比べて斜めからの光源も広く反射することから、夜間や暗所でもより高い視認性を確保できるとしている。
超広角、廉価、マトリクスがルミナスホワイトシリーズの特徴と位置付ける担当者は「他素材に比べて反射材は総じて高価なので、興味はあっても商品企画のに挙がりにくい存在だった。廉価を実現した当商材が反射材使用のハードルを下げ、ファンシー商品やアーティストグッズで採用中だ。またあおり運転が社会問題化している背景から、車の後部に貼る『ドライブレコーダー設置』のステッカーとしても引き合いがある」と述べる。
規格サイズは620ミリ×50メートルで、耐候性は1年。「災害が相次ぐ今こそ、反射材を社会に活かすべき時。高価だからと使用をためらってきた場面に対して、防災・減災の支えとなれば。それが私どもの願い」(同)とコメントする。
 
(2018年10月1日号掲載)

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