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日東電工、凸樹脂で貼付機能増 発泡体を剥離基材に

日東電工はこのほど、壁紙やクッションフロアなどの貼付位置を調整可能な両面テープ「PT-0190FX」を開発した。

同テープは、発泡体を活用した剥離基材側の粘着面に、微粘着性の特殊樹脂をストライプ状に施したもの。樹脂による凸構造が粘着面と接着体の接地を防ぎ、壁紙などを滑らせての位置決めや、場所が定まるまでの貼り剥がしを可能にした。
また軽く押すことで仮止め効果を発揮。位置が定まった後スキージなどで強い圧力を加えれば、樹脂が粘着面に埋まり粘着面と被着体が接地してしっかり固着する、という構造だ。
位置を調整できることに加えて、貼付後の壁紙などは、のり残りせずに剥がせるのが特徴。粘着剤は凝集力に優れ、のりのハミ出しを防ぐ。加えて、両面の粘着剤に挟まれた強度の高い和紙が、剥がしてもちぎれにくい設計を実現した。
標準サイズは、特殊樹脂と剥離基材を除いた3層構造部分が厚さ0.13ミリで、テープ幅は20〜1200ミリに対応している。長さは10メートル。
詳細は同社TCAT接合材テクニカルサポートセンター(TEL0532-41-8400)まで。
 
(2018年6月1日号掲載)

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