英ターサスはこのほど、12月6日まで中国・上海の新国際エキスポセンターで開催された「ラベルエキスポアジア2013」に、10回目の節目となる今回、前回11年展から18.8%増の21,416が来場した、と発表した。
来場は87カ国からあり、前回の74カ国から11%増となったほか、出展は300社が8,500㎡の面積で各社の資機材を披露した。次回は2年後の2015年開催となるが、すでに今回より10%拡大されることが決定している。
今回は、エイブリィデニソン、エプソン、ガルス、リンテック、オメットノバ・ジドゥエ、UPMラフラタック、ザイコン、ウェイガン、ゾンテンなど世界で活躍する資機材メーカーが出展。会場では70台以上の実機実演が行われた。また、大日本スクリーンは、UVIJラベル印刷機の「Truepress Jet L350UV」をアジア地域に向け発表したほか、エイブリィデニソンは、「TurnLock」ラミネートシステムを、ノバ・ジドゥエは、「M3」デジタルフレキソ印刷機をパッケージ装飾用にアピールした。
2日間にわって行われたコンファレンスでは、デジタル印刷、飲料向けラベリング技術なども講演され、基調講演では、UPMラフラタックアジアパシフィックバイスプレジデントのユッカ・ペッカ・ハッパネン氏が、ラベル業界における最新の世界トレンドと市場予測をスピーチした。
ラベルエキスポアジアショーディレクターのジョン・デイビー氏は、「今回の第10回展は、成功のうちに幕を閉じることができた。次回の2015年については、すでに半分のスペースが予約されており、中国経済は今後も成長し続けていく、ということを確信している」と述べている。