アビッド・フレックス(株)(東京都中央区銀座、三島一剛社長、TEL03-5524-7744)は10月上旬から、方正(株)の新型プラグインソフト「パック・シャープ・オートメーション」の販売を開始する。
新ソフトは、アドビのイラストレーターファイルのまま▽プリフライト▽インキ管理▽トラッピング▽検版▽CAD連携による面付け▽トンボ付け、などの製版工程を実現する既存ソフト「パック・シャープ」の各機能を自動化した点が特徴。パック・シャープのソフト内でデータ加工を行う際、イラストレーターファイルで処理できるため、データ変換時のトラブルを抑止する。
また、優れたプリフライト機能により、ファイルを自動的にチェック。問題のないデータとエラーデータを自動的に各フォルダへ振り分ける「オート・インスペクト・シャープ」を付与した。
加えて、事前登録した面付けルールに準拠し、単面データとCADレイアウトデータを指定のフォルダに入れ込むだけで、面付けや面番、アクセサリーの付加を自動的に行える「オート・ネスト・シャープ」も搭載している。
三島社長は「ラベル印刷のDTP製版は一般的に、デザイン点数が多いため繁雑な作業をこなす必要があり、加えてデータ変換時に不具合が生じる場合も少なくなかった。新ソフトは、これらの課題をクリアし、ロス時間の削減と生産性の向上に貢献できる。テスト導入した企業からの評価も高い」とコメント。ラベル市場に向けて、新機能を訴求する方針としている。
(2016年9月1日号掲載)