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全日シール連、ラベルコンテスト応募開始 規定課題デザイン決まる 「技術優良認定工場」初適用

全日本シール印刷協同組合連合会(田中浩一会長)はこのほど、「第26回シールラベルコンテスト2016」に関する実施要領を発表。6月1日から受付を開始した。

応募部門について「自由課題」が①レタープレス(平圧機)②同(半輪転、輪転または間欠機)③オフセット④複合印刷(2機種以上の印刷機または加工機使用)⑤デジタル印刷⑥その他の部門(スクリーン、フレキソ、グラビア等、①〜⑤に該当しない場合)⑦アイデア開発(機能性・新規性・創造性を競い機種・版式・通し回数は不問)、の7部門。
また「規定課題」2部門については今回、主催者はデザインの概要やポイントを次の通り公開している。
⑧レタープレス(平圧機)…▽基材は銀消ホイル紙でホイルが7マイクロメートル以下▽スミ、白、えんじ色の3色▽通し回数は1回、白乾燥後のえんじ印刷は禁止(違反を看破する仕掛けあり)▽ウエット状態で刷り重ねる▽スミはすべて毛抜き合せ
⑨レタープレス(輪転または間欠機)…▽基材はアート紙、青グラシンセパに限定▽プロセス4色▽通し回数は1回、通し方向は不問▽今回は色見本なしとして、カラーバランスを自ら判断し決定
審査項目は▽印刷・抜きの見当精度▽画線のシャープさ(マージナルゾーンの有無)▽網点とグラデーション▽インキのノリとムラの具合。これに自由課題は「用途の有無」が、また規定課題は「色の整合性」(色見本との類似度)が加わる。さらに、アイデア開発部門に関しては「新規性」「独創性」「機能性」「用途および実用性」も要求される。
2次審査を経て決定する各賞は、経済産業大臣賞1点、経済産業省商務情報政策局長賞2点(社)日本印刷産業連合会会長賞2点(自由・規定各1点、すべて申請中)のほか全日本シール印刷協賛会会長賞2点(自由・規定各1点)や全日本シール印刷連合会会長賞(①〜⑥部門賞)6点と、技術委員会賞(⑦部門賞)1点。これに優秀賞数点となる。
なお、今回からコンテストに入賞した工場(事業所)には『技術優良工場』の認定が初めて与えられる(5月15日号既報)。工場に「プレート」掲示のほか、名刺や自社ホームページへ「認定マーク」を表示でき、クライアントへの信頼性確保や他社との差別化が図れる。認定の有効期間は2017年1月から2年間で、認定登録と更新料は年間3万円。
応募締切は7月20日(水)まで。なお結果発表と表彰式については、11月4日(金)に沖縄・那覇市で行われる「第58回年次大会沖縄大会」で執り行われる。
 
(2016年6月1日号掲載)
 
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