ナビタスビジョンソリューション(株)(NVS・横浜市港北区岸根町、辻谷潤一社長、TEL045-710-0584)のシール・ラベル用画像検査システムに新製品が登場。検査対象に近接して設置できるCIS(Contact Image Sensor)型カメラを採用したステージ移動型検査装置「NC-Stage-MCIS」がラインアップに加わった。
同機は多面付けした大判シートラベルや一般印刷の刷出し検版、抜き取り検査に使用できる。CISカメラは被検査対象から12ミリ離すだけで撮像でき、バー状の筐体に照明を内蔵するため照明機器も別途不要。これら特性から、従来型と比べ大幅な省スペース化を実現する。また、非接触型なのでウェットな状態の検版にも適合する。
検査分解能は600dpiで0.1〜0.15ミリ角の欠陥を検出。600×500ミリサイズの多面付印刷シートに対し3秒程度で撮像と検査を完了できる。なお、同社特有の伸縮補正や輪郭ファジー処理により、厳しい精度の検査でも過検知はほとんどない。
(2015年12月15日号掲載)