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AD印刷、“実用新案”の活用 事業部を設立しシェア増狙う

物品の形状や構造、組み合わせに関する考案を保護する〝実用新案〟を取得し、ユニークな商品を携えて市場に打って出る印刷会社がある。AD印刷(株)(東京都新宿区新宿、魚住征美社長、TEL03-3357-5777)は、独自商品を続々と開発し、実用新案の申請を行っている。

同社は、ノベルティー商品の企画や制作、販売の実績を生かし、新たな事業の柱として、オリジナルの付せんや文房具などの販売を手がける「実用新案本舗」を設立。ユニークな粘着加工品も取り扱う。
人気商品の「無断開封抑止機能付き メッセージカード」は、ミシン目を境に上下に分かれており、上部にメッセージを記入した後、下部の剥離紙を剥がし、ミシン目で折って文面を覆うことで、第三者が中身をのぞけない仕組みとなっている。契約書を作成する際に活躍するのは「契約ふせん」。記入、捺印をする箇所に注意書きの代わりに貼付するもので、どこの欄を埋めなければならないのか、認印と実印のどちらが必要なのか、一目で分かるようになっている。ほかにも、名刺入れや手帳にはさめる「名刺型付箋」「手帳型付箋」、印刷技術を生かしたノベルティーグッズ「広告媒体付きクリスタル定規」など、多数の商品を扱う。
同社は、社内で練った企画をもとにした商品開発に力を入れており、実用新案の登録件数は15を超え、商標登録も10件以上を数える。また、ターゲット層に適したノベルティーデザインのコンサルタントを行うなど、幅広いニーズに応える体制が整う。
 
(2015年11月15日号掲載)

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