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ラベル協組 事業承継セミナー実施 判例で「相続」学ぶ

東京都ラベル印刷協同組合(平山良一理事長)は10月21日、台東区の上野精養軒で「事業承継セミナー」を実施。約20人が聴講した。

同セミナーは全3回で行われ、今回が2回目。前回に引き続き特定社会保険労務士の佐藤良道氏が講師を務めた。
「リレーが成立するには、バトンを引き継ぐ必要がある。これをスムーズに渡せなければ遅れてしまう」と述べた佐藤氏は、バトンを『株』に置きかえて考えてみると提案。「会社の経営を引き継ぐ事業承継で、バトンタッチが遅れる理由は何か・スムーズにバトンが渡らない原因はどこにあるかを明確化していく」として、自社株を中心とした「相続」の問題について90分間ていねいに解説した。
この中で「なぜ後継者へバトンを渡すことが難しいのか」については▽生前に渡せば重い贈与税がかかる▽売買では譲渡所得税がかかる▽死後では相続税がかかる、と挙げそれぞれ事由を説明。これを受けて「できるだけ渡したときの税金を安くするためには」と、必要な条件やポイントを伝授した。また「遺言書がないと困るケース・あっても困るケース」を列記。3000を超える相続の相談を受けたという佐藤氏は、失敗例も交えながら判例と共に解説した。
終わりに「親族同士が争うことのないよう相続対策の要点をしっかり押さえ、相続を〝争族〟ではなく〝爽族〟に」とまとめた。
なお3回目は清宮和夫常務理事を講師に、12月の実施予定としている。
 
 
(2015年11月1日号掲載)

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