(有)二髙商事(東京都板橋区大山東町、髙野公二社長)はこのほど、フレキソ版用の製版機「Nikohプロセッサー1725Digital」を開発。今月から販売を開始する。
同機は①前露光②主露光③現像④乾燥⑤後露光⑥デタック処理⑦現像液循環、といった7つの工程を一台に集約した装置。長年製版事業に携わった設計者によるユーザビリティーを重視した高性能仕様が特徴だ。
従来の製版機の多くは、露光ランプ交換時に本体後部のパネルを取り外して作業を要するような大がかりな手間がかかっていた。1725Digitalでは引き出し方式を採用し、工具も不要で容易なランプ交換を支援する。
洗い出しはブラシ方式で、露光用にUVAとUVCランプを計19本装備。乾燥機構を2段確保し、後露光後には自動でデタック処理を行う。後露光とデタック処理にはそれぞれ独立したタイマーが付属しており、緊急停止ボタンを使用した後も再開後はそのままカウントダウンを維持。洗浄水用の温度管理機能も付いている。機械のサイズは900(W)×900(D)×1050H)ミリ。
また同社は、一般的に〝グリーンマット〟などと呼ばれる、樹脂版を製版機の洗浄個所へ固定する際に用いる樹脂製のマット材も、新たに販売を開始する。
二髙商事では現在、販売代理店も募集中。製品の問い合わせなどは同社(TEL03-3961-3537)。
(2015年10月15日号掲載)