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ハイ・アングル 2015年9月15日号

目白押しの新製品に驚いた方も多かったのではないか。先日開幕した「IGAS2015」では、印刷機から後加工機、ソフト、メディアまでの各社が競ってラベル・パッケージ向けの内容を展示。会場でのサプライズ発表の多さに、取材陣もうれしい悲鳴を上げている▼中でもデジタル印刷は手頃なエントリーモデルが充実し、ハイエンド機の〝実質値下げ仕様〟が登場。ラインアップの空白を埋めるミドルレンジも現れ、あらゆる性能・価格帯で実用的な選択肢がそろった。もはや「自社の仕事に合うデジタル機がない」という悩みはないはずだ▼とはいえ、最適な設備を自由に選べる恵まれた状況はラベル業界だけのものではない。「プロダクションプリンタでシートのラベルを手がける企業がロール対応機を検討中」との噂も流れてくる。需要と商流を押さえる企業が手早く自前でラベルを納め、優良顧客を囲い込む動きは、さらに加速していくだろう▼「コンベンショナル機で相応の設備を持つ境遇だったなら、きっと小ロットでも版を起こしていた」とは、デジタル印刷で伸長する某企業経営者の言。有版の技術を基礎に成り立つ世界でデジタルの真髄をわが物とする道のりが、新参組としてデジタル印刷一本で行くよりもはるかに厳しいことを踏まえたものだろう。デジタルラベル印刷の活用に向けて、業界内には「人も設備も別部門で運営すべし」と割り切る声がある一方、息の長い取り組みで両方式の作業工程を一体化し、仕上がりを近づける努力を重ねている企業もある▼可変印刷をはじめとする独自の強みを前面に押し出してきたデジタル機メーカーも、カラーマッチングのツールを提供してコンベンショナルに歩み寄る姿勢を鮮明にするなど、風向きは変わりつつある。自社に取り込めるデジタル印刷とは何か、あらためて考える好機だ。

 
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